韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)関係樹立30周年を記念するイベントとして、2019年11月25日・26日、韓国・釜山で、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)と産業通商資源部(MOTIE)が主催する「ASEAN加盟国への投資促進会議と展示会」が開催されました。
同イベントの一環として、KOTRA が各ASEAN加盟国の関連省庁と連携し、10か国の展示ブースを設置しました。展示ブースは、それぞれの国の文化と魅力を目立てる装飾で、韓国の投資家にアピールするものでした。展示会には、テクノロジー、製造、ロジスティック、建設、販売、観光等、様々な分野からの投資家が集まってきました。ベトナム計画投資省がKOTRAと協力し制作したベトナムのブースでは、ASEANとアジア太平洋地域の中心位置、低価労働や安定的に成長している経済をはじめ、ベトナムの魅力が展示されました。IT、インフラ整備、製造、農業、観光等、投資家の関心を集める分野については、特別展示がありました。また、ベトナムのブースで、ベトナム全国にある工業団地の情報を示すコーナーも設けられました。
写真 韓国・釜山で開催されたInvest ASEAN 2019に出したベトナムのブースと工業団地情報コーナー
11月25日午後、グエン・スアン・フック首相をはじめとするベトナム出張団がベトナムのブースを視察した際に、工業団地情報コーナーも見ました。
写真 ベトナムのブースで工業団地情報コーナーを見ているグエンスアンフック首相と出張団
この数年、ベトナムでは、工業団地と経済区の開発促進が経済発展の重要な目標の一つです。Invest Aseanには、VSIP、タムタン工業団地、ディンヴー工業団地、トゥアンタン工業団地、タンリエム工業団地、Aurora工業団地をはじめ、多くの工業団地が参加しました。その中、染織・繊維産業優先を方向とする工業団地がまだ少ないということもあり、その少数の代表としてAurora工業団地がフック首相、出張団及び各国の投資家に注目されました。
写真 計画投資省外国投資局ド・ニャット・ホアン局長がKOTRA權坪五代表と韓国側の参加者にベトナム工業団地情報コーナーについて紹介しています
また、同イベントの投資セミナーにおいて、ベトナム計画投資省外国投資局がベトナムの投資環境について発表し、ベトナムへの投資を誘致しました。
写真 計画投資省外国投資局レ・ティ・ハイ・ヴァン副局長が投資セミナーでベトナムの投資環境について発表し、ベトナムへの投資を誘致しています
韓国は2018年の対ベトナムの投資額で1位となっており、ベトナムへの投資誘致では重要な相手とされています。今回のInvest ASEANイベントでベトナムの工業団地の代表として展示に参加したAURORA工業団地は、韓国だけではなく、他のASEAN加盟国の投資家からも関心を集めていた様子でした。同イベントが今後のAURORA工業団地への投資につながることが期待されています。
写真 ベトナム工業団地情報コーナーでAURORA工業団地の代表がカンボジアのKampot-KEP商事協会Oknha Hak Sovanna会長にAURORA工業団地について紹介しています
Aurora IP